ホウシャガメの飼育は可能?販売・価格・値段・寿命について。

ホウシャガメというリクガメをご存知ですか?

日本国内でもペットとして流通しているリクガメですが、ネットでショップを探してもなかなか売っていない…売り切れになっていることは多いのではないかと思います。

それもそのはず。

ホウシャガメは希少種でからです。もともとは生息地であるマダカスカルに多くいたのですが、移入民、外国人により食用とされたれたり、焼き畑、農地改革、移入されたカワイノシシ、犬による捕食、ペットとしての乱獲により大きく数を減らwしてしまいました。

2008年に行われた調査により絶滅の危険性が高いとされワシントン条約附属書Iに掲載され商業目的での国際取引は禁止されました。違法輸入されたホウシャガメを販売していて逮捕されたペットショップもニュースになったことがあります。

では、何故ペットとして飼育することができるのか?というと、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき、ワシントン条約批准前に輸入された個体が登録書付きという条件で流通することはあります。

つまり、正規輸入の登録票付でないと密輸している可能は否定できないということになります。いずれにしろ希少性の高い動物なので手に入れるのは難しいと思いますし、高価なペットです。

その上でホウシャガメの飼育方法などについてお話してきたいと思います。それでは行きましょう!

ホウシャガメとは?

生息地

マダガスカル南部固有種。フランス領レユニオン、モーリシャスに移入

形態

最大甲長 40㎝

オスのほうがメスよりも多少大きくなる傾向にあります。野生下ですと、オス28.5~39.5㎝程度、メス24.2~35.2㎝程度です。ドーム状に盛り上がった背甲、真上から見ると形は細長いのが特徴的です。

甲板にできる成長輪はハッキリとしていますが、年を重ねるごとにわからなくなっていきます。生まれた直後は甲板の境界線は削れてわからなくなる個体も沢山います。

野生下だと甲板は平べったいものが多いですが、飼育すると盛り上がる傾向にあります。少し大きな項甲板。ノコギリのように尖っている後部縁甲板は反りあがっています。

第12縁甲板は左右結合しています。背甲の色は黒、黒褐色です。初生甲板は黄色~橙色です。

初生甲板の周りは黄褐色の筋模様が放射状に走ります。属名Astrochelysは「星のカメ」、種小名radiataは「放射状の」の意味が由来しています。

放射状の模様は老化するとハッキリしなくなることがあります。喉甲板は左右結合しません。少し前に突出。腹甲の色は黄色や黄褐色で、肛甲板は暗褐色の斑紋模様が放射状に走る。

頭は中型で黄色をしています。(後頭部は斑紋模様)吻端は突き出てはいません。上顎の先は鉤のような形をしており尖っています。四肢の前面は小さな鱗で覆われ、大きな鱗がまばらに混ざっております。四肢、尾っぽは黄色、黄褐色、橙です。四肢前面は暗い色をしています。

卵は長径3.6~4.2㎝、短径3.2~3.9㎝程度。

オスの甲長は26㎝以上あります。性的二型がハッキリしています。オスはメスと比べると背甲は幅広く高さがあります。成体になったオスは第12縁甲板が内側や下側へ向きます。

著しく腹甲の真ん中が窪み肛甲板左右の間に浅く弧状の亀裂があります。尾っぽが太く長いため、尾っぽの先端寄りに総排泄腔があります。

成体のメスは第12縁甲板の外縁が後ろ側に突き出しています。腹甲の真ん中に窪みは無く、左右にある肛甲板の亀裂は深いです。尾っぽは太く短いです。

生態

生息地は、カナボウキ科、トウダイグサ科の植物が点在する半砂漠の岩場、標高400m付近の低木林です。

基本的には昼行性ではありますが、乾燥したり、気温が高くなると明け方や夕方に活動する薄明薄暮性になります。乾季が続くと倒木や堆積物、石の下に穴を掘って潜ります。

草食で草、花、木の葉、果実、多肉植物、きのこを好みます。

繁殖期になるとオス同士が体をぶつけ合い争うことは多いです。オスは頭を上下に振りメスの総排泄孔の臭いをかいだり、頸部を伸ばしてメスを誘います。メスに体当たりやひっくり返すなどして迫ります。メスが受け入れるとオスは鳴き声を出しながら交配を行います。自然下では1~5個の卵を年間3回に分けて生みます。

飼育下であればに9~翌4月に1回に1~9個の卵を、年間5~7回に分けて3週間のペースで産んだ事例があります。卵は145~231日程度で孵ります。

ホウシャガメの飼育方法

販売価格

冒頭でもお話ししたようにホウシャガメは購入するのがハードルが高いです。希少性が高く流通量が非常に少ないので通常のペットショップではなかなか出会えないと思います。

もし、購入されたいのであれば、基本的に商売を目的とした輸入は禁止されているので、日本のブリーダーさんが繁殖して販売を行っているものならまだ手に入りやすいかと思います。価格も非常に高く、50~300万円程度が相場らしいです。

また、注意点は違法で販売している業者もいますので、国際希少野生動植物種の登録票の有無は確認しましょう。もし、それを見せられないという店舗なら相当怪しいので注意してください。

ケージ

全長が40㎝程度なので120㎝のケージで終生飼育はできます。ベビーの段階であれば小さいケージでも飼育することができます。節約するなら衣装ケースなどから始めてみるのでも良いと思います。

床材

ケージで育てるなら床材は必須です。半砂漠で生活するリクガメですのでデザートサンドブレンドを敷いて石や流木で隠れ家を作ってあげるのでも良いと思います。ほかに、サボテンなどの側物を植えておくのもおススメです。植えることで食べますし、植物が糞などの栄養を分解します。

それでなければ、腐葉土、ココナッツマット、パームチップなど。ココナッツマットを敷きます。これらは食べることがありますのでカメの栄養にもなります。

また、食べるということは体の中に入るので低品質なものは使用してはいけません。必ずカメが食べても大丈夫な床材を使用します。

厚さは10㎝ぐらい敷き詰めます。当然排泄を行いますので毎週1回ぐらいに3~5㎝は交換するようにしましょう。

水飲み場

爬虫類用の水入れがありますのでそれで水飲み場を作ってあげましょう。

温度

28~31℃をキープするようにしましょう。半分だけパネルヒーターを敷き、保温球、暖突で全体を温める。紫外線灯を使う。バスキングライトでバスキングスポットを作る。というようにすれば室内温度は高くなるんではないかと思います。ただ、注意点としては暑くなり過ぎないこと。あくまでも適温をキープします。

湿度

マダカスカルの湿度は80%を超えます。90~100%の湿度で飼育している事例もありますのでこれぐらいの湿度を保てばよいでしょう。結構、多湿にしないといけませんので湿度計を設置し、加湿器を回し湿度管理を行っていきましょう。

基本的に野菜を食べるので、生野菜に粉末のサプリメントや水を添付して食べさせてあげましょう。

松菜、チンゲン菜、モロヘイヤ、カブの葉、ダイコンの葉、サラダ菜がおすすめ。ほかには、タンポポ、オオバコ、クズ、ハコベ、ノゲシ、クローバー、ムラサキツメクサ、カラスノエンドウ、ナズナやアロエ、サボテンなどの多肉植物を好んで食べます。

副食にグリーンリーフ、サニーレタス、レタス、ターツァイ、ツルムラサキ、キュウリ、ニンジン、カボチャ、オクラ、菜の花など。

果物はオレンジ、いちご、リンゴ、バナナ、マンゴー、キウイ。ただ糖分が多いので果物はあくまでもおやつに与えてあげます。

気を付けることといえば農薬です。無農薬野菜をリクガメ用に購入してもそこまで高い餌代にならないのでそれがベストですが、一般のスーパーに売られている野菜を餌とするなら農薬用の洗剤を使用しましょう。

寿命

物凄く長生きする亀で150年以上生きた個体もいます。ただ、飼育下の平均は50歳程度。しかし、それでも充分ペットとしては長生きなので大切に育ててください。人間の半生は生きると考えて長いパートナーとしましょう。

日光浴

一応紫外線灯は設置しますが、当然ながら日光浴をさせるほうが亀の健康状態を保つうえでは効果的です。

それこそ、リクガメなのでケージからすぐに出してあげることができます。晴れている日は公園に連れて行って散歩させるとか、自分の庭で散歩させるとかしましょう。

カメが日陰に隠れるのであればそのままにします。日陰にいるだけでもいい日光浴ができますからね。注意点としては絶対に見失わないことです。見失うのが怖いなら紐をつけておきましょう。

冬眠

冬眠はさせません。日本に気候とマダカスカルの気候は全く違います。常時、温暖な地域なのでそれとに通わせ、ヒーターや保温球を使い年中ケージ内を暖かくしておくべきです。