エリマキトカゲの生態と飼育!販売・値段・恐竜・走るCMなど。

本日はエリマキトカゲについてです。

世界中にはたくさんのトカゲがいます。その中でペットして多く流通するものもいれば、動物番組でテレビでしか見ることができないようなトカゲもしますよね。

例えば、エリマキトカゲ!

動物奇想天外などに登場したカッコいいトカゲです。普段はほかのトカゲと何ら変わりはありませんが、敵が近寄ってきたり威嚇をすると襟巻を開くのが特徴的。

そうそう。

エリマキトカゲとそっくりな恐竜がいるという話ですが、それはディロフォサウルスという恐竜です。映画『ジュラシック・パーク』やアニメ『ゾイド』シリーズでこの恐竜に襟巻が付いていたのが話の発端です。

ところが、ディロフォサウルスって襟巻が付いている根拠はないのです。生態が不確定な状態で物語の中で誇張されただけなのです。なので、実際エリマキトカゲのよう恐竜はいるのか?定かではないのです。

そんな、エリマキトカゲですが最近では一般家庭でも飼育されている人がいます。本日はエリマキトカゲの飼育方法や生態などについてお話ししたいと思います。

エリマキトカゲとは?

エリマキトカゲ(Chlamydosaurus kingii)は、爬虫綱有鱗目アガマ科エリマキトカゲ属に分類されるトカゲです。エリマキトカゲ属を構成するのはエリマキトカゲ1種のみとなります。

生息地

オーストラリア北部、パプアニューギニア(ニューギニア島南部)

形態

全長60~90㎝

身体の2/3の割合が尾っぽになります。舌骨で頸部は支えられている襞襟状の皮膚飾りがあります。

生態

主な生活域は森林です。基本的には木の上で生活していますが獲物を探しに地表に降りることも多いです。地面ですと後足だけを使い直立して歩行します。身に危険を感じると縮んでいる襟を広げて威嚇します。

主食は昆虫で、繁殖形態は卵生。飼育下では2~3月に4~13個程度の卵を年間2回に分けて生みます。それが80~85日で孵化します。

走る

三菱自動車のCMで話題にもなったのですが、エリマキトカゲの走り方です。動物番組でも取り上げられていますが、エリマキトカゲは直立し、二足歩行で走ります。結構早いですね。

ちなみに、時速10kmほどのスピードは出すことができるといわれています。しかし、見た感じ心臓もそんなに大きくはなさそうです。持久力はなく、20~30mほどしか走り続けることはできないそうです。

獲物を捕まえるときの瞬発力、敵から逃げるときの瞬発力といったところでしょう。また、天敵は猛禽類、ワニなど大型爬虫類となります。

何故襟巻がある?

このようにエリマキトカゲといえば名前の通り襟巻が特徴的ですね。数多くいるトカゲの中でも一番知名度も高いかもしれません。ペットとして人気なフトアゴヒゲトカゲは一部のユーザーしかわからないでしょうが、エリマキトカゲなら大抵の人はわかるでしょう。

そんな、エリマキトカゲの特徴でもある襟巻ですが、どうしてあのようなものが発達しているのか?それには行くかの理由があります。

1.威嚇

一番はこれです。もちろん、普段からあのように襟巻を開いた状態ではないのです。敵が来たときに威嚇するために襟巻を広げるのです。

動物は見慣れないものを怖がる傾向にあります。例えば風呂敷を丸めておいて目の前に動物が来たらバッと広げると驚くことが多いのもこういう理屈です。それと同じでエリマキトカゲの性質を知らない動物であれば驚かせることができるわけです。

また、走っているときに襟巻を広げているのも威嚇している状態等いのが伺えますよね。

2.求愛

メスに対して求愛を行う際に襟巻を広げると考えられています。

3.体温調整

気温が下がったときは襟巻を開き太陽光を受けます。これにより体温を温めます。一方で熱くなると襟巻を広げ風を受けて温度調整を行います。ちなみに、爬虫類は変温動物で自ら体温を調整できずこういった外部の気温に依存するしかないのです。

エリマキトカゲの飼育方法

販売価格

エリマキトカゲは日本でも流通量の多いトカゲになります。売り切れているというケースはありますが値段は安いです。10000円~程度で購入できるかと思います。成体になれば値段は高くなる傾向にあります。

DIZZY POINT TOKYOさん

現在売り切れとなっています。ネットでいろいろなショップを調べているのですが売り切れが多いので入荷が見つかったら更新したいと思います。すぐにお買い求めの場合は問い合わせてみると良いかと思います。

飼育ケージ

エリマキトカゲは最大で90㎝にもなります。飼育下で餌を与えすぎないなどすれば60㎝程度には抑えられるかもしれませんがそれでも中型のトカゲになりますからそれなりに大きなケージが必要になります。

本当ならイグアナの様に専用の部屋を用意して登れる木を設置してあげることです。

カメレオンの場合は基本木の上で暮らすので縦長のケージで飼育できるんですが、エリマキトカゲの場合は地表でも活動しますからかなり広いスペースがないと飼育は難しいです。

動画のように幼体ならこのようなケージで飼育することは十分可能です。もちろん、オオトカゲクラスで縦長のケージがあれば不可能ではないとは思いますがスペースを考えると部屋飼育のほうが楽な気がします。

床材

特に頻繁に土に潜るトカゲではないので、床材もそこまでこだわりは必要ないと思います。動画のようなチップやクルミ、デザートサンドでも良いですが、掃除の簡単さを考えると人工芝が良いかなと思います。

特に、サイズが大きくなってくると飼育面積もそれだけ大きくなります。そうなると床材をチップ、クルミ、サンドにすると交換する量もものすごくなりますから大変です。

であれば、敷いておくだけ。掃除のときはそれを回収して洗うだけ。洗ったらまた敷く。なので人工芝って楽だしおすすめです。

部屋で飼育するなら床一面に人工芝を敷いてエリマキトカゲが登れるような木を立てかけておく。あとは植木鉢に植えている観葉植物をいくつか置いておくなどすればケージの環境は整います。

水場

エリマキトカゲが水を飲めるように水飲み場を用意しておきます。ケージで飼育するならタッパーや専用の水場を購入して設置します。部屋なら天ぷらパッドなどでも良いので水が飲める容器に水を入れておきましょう。

保温環境

昼間 28~32℃
夜間 23~25℃
ホットスポット 35~40℃

ケージ内全体をこの程度の温度にキープします。室内での飼育ならエアコンをつけっぱなしにするので簡単です。最近はタイマーで温度変化させられるエアコンも販売されていますね。

ハロゲンヒーターな電気ストーブをホットスポットとし、電気カーペットでパネルヒーターの代わりにすれば保温環境は整えられるかと思います。

ケージ飼育でエアコンで温度調整できないなら、パネルヒーターを3分の1だけ敷き、暖かいところと冷たいところに分けます。温度は30℃程度に設定します。保温球、暖突などでケージ内を温め、バスキングライトでホットスポットを作ります。

湿度

エリマキトカゲは湿地帯に生息しているので湿度は比較的高めで70%ほどになります。この湿度を保つには部屋飼育なら家庭用の加湿器で湿度を調整します。

ケージで飼育するなら爬虫類用の加湿器で湿度調整を行います。逆に、梅雨など湿度が上がりすぎる季節は換気や除湿剤で対策をとります。

湿度が低すぎると脱皮に悪影響を与えたり、ひび割れなどの原因になりますし、湿度が高すぎると細菌が繁殖しやすく皮膚病のリスクを高めてしまいますので何事も程よい値が重要になります。

紫外線

ケージ飼育で日光が入らないような環境なら紫外線灯を入れることをおすすめします。必要なら殺菌灯もあったほうが良いですね。

逆に窓から日光が入り、日光浴ができる環境であれば紫外線灯に対して神経質になる必要はないです。さすがに紫外線灯よりも日光のほうが強いのでビタミンD3やカルシウムの生成には効果的といえるでしょう。

エリマキトカゲは肉食で虫を好みます。コオロギ、デュビア、ミルワーム、マダガスカルオオゴキブリなど成長に合わせて与える餌も考えます。餌を与える際はカルシウム剤などのサプリメントを添加します。また、栄養バランスを考え同時に人工飼料なども与えると良いです。

餌の頻度は幼体の段階なら毎日1回、成体なら2~3日に1回、頭の大きさ程度を与えます。大量に餌を与えるとすぐに大きくなったり太りますが寿命も縮むのでおすすめできません。

寿命

トカゲの中では結構長いほうで、飼育下でも20年以上生きたという事例があります。ですので大切に飼育しましょう。