ハラガケガメの飼育方法!販売価格・水槽サイズ・餌・ベビーについて。

この記事はハラガケガメについてです。

アクアリストがカメを飼育するとなるとやはり水棲のカメを選ぶことが多いです。日本でもポピュラーなクサガメ、イシガメも休憩所の浮島を作る必要はあるものの水位を深くして飼育することは可能ですね。

何故、そんなに水を沢山入れたがるのか?

水替えが大変ではないか?

というのは、ごもっともですが、リクガメ飼育やテラリウムも掃除は大変です。砂地にフンをしたらそれをとる。衛生面を考えると定期的に砂を洗う必要はある。

ならば、アクアリウムやベアタンクにして水替えと一緒に沈殿しているゴミやフンを吸い取るほうが楽ではないか?という意見もあります。掃除の労力を追求するのもなんか違うと思いますが、私個人的には泳ぎ回るカメが好きです。

そういう意味でも飼育するなら水棲の亀を選ぶことが多いのですが、サイズ的にもおススメなのは、ハラガケガメというカメです。尖った口先がなんだかガメラみたいでカッコいい。

でも、そんなに大きくなるカメではないので飼育もしやすい。寿命も長い。そんなわけで本日はハラガケガメについて。生態や飼育方法について解説していきたいと思います。それでは行きましょう!

ハラガケガメとは?


ハラガケガメ(Claudius angustatus)は、爬虫綱カメ目ドロガメ科ハラガケガメ属に分類されるカメです。ハラガケガメ属はこの種類のみになります。

生息地

グアテマラ北部、ベリーズ、メキシコ(カンペーチェ州、キンタナ・ロー州、タバスコ州、チアパス州北部、ベラクルス州南部)に生息します。

形態

最大甲長18㎝程度。ほかのカメには少なく、メスよりもオスのほうが大きくなります。ちなみに、メスは最大でも甲長15㎝程度です。上から背甲をみると楕円形をしています。中央よりも後方のほうが若干広い形。項甲板といいまして、亀の首辺りにある甲羅の先端は縦幅は短く横幅が広いです。

カメの甲羅を見ると中央、再度に3本のブロック群がありますが、中央とサイドにある項甲板、肋甲板に三つの盛り上がり(キール)があります。しかし、これは成長につれて次第に目立たなくなります。

背甲の色は暗褐色、黄褐色をしています。シームと呼ばれる甲羅の継ぎ接ぎ部分に暗色斑模様がある個体もいます。背甲、腹甲の継ぎ接ぎ部を橋といいますが、甲板では繋がらず靭帯で繋がっています。英語で橋の狭い=narrow-bridgedというのもこれが由来になっています。

個体の中には腋下甲板や鼠蹊甲板がないものが多いです。腹甲はとても小さく、腹掛を連想させるのが和名の由来です。左右の肛甲板の継ぎ接ぎ部が不明瞭でかつ喉甲板や肩甲板がない個体はいますが、付着している個体は非常に少ないです。

水棲亀に多く頭部は大型です。上顎、下顎の先端には鉤のように尖りがあります。これがまるでガメラのようでカッコいいですよね。獲物を捕らえるといもこの牙を使って噛みつけば一撃でハントすることができます。

頭部は黄色褐色、暗黄色褐色をベースに細かい暗色斑が入ります。四肢は丈夫で水かき、爪が発達しています。色合いは灰色、暗褐色のものが多いですが、暗灰色の個体もいます。

卵の直径は2.6~3.4㎝程度。短径1.6~2.0㎝程度の楕円形をしております。幼体の段階では背甲に放射状の暗色斑が入る個体もいます。オスは背甲が少し平たい形をしているのに対し、メスの背甲はドームのような形をしています。成体のオスは尾っぽの先端に鉤状の大きな鱗があります。

生態

生息地は低地の氾濫原です。乾季になると泥に潜り休眠を行います。肉食性のカメで、昆虫、甲殻類、魚類、両生類などを好んで食べます。水棲の亀ですので水の中を常に泳ぎ回り獲物を探します。獲物を見つけると首を素早く伸ばし、食いつき、得意の牙で仕留めます。

11~2月に植物の根元に1回あたり1~6個の卵を二回に分けて生みます。卵は飼育下では95~229日で孵化した事例があります。

ハラガケガメの飼育方法

ハラガケガメは高価なカメではありますが、カッコいいですし、何よりもすぐになつくようになりますので飼育し甲斐があります。亀なので寿命も長く10~20年程度の付き合いにはなります。長く飼育している人は30年近く飼育しエイル人もいます。大切に育てましょう。

販売価格

ハラガケガメは爬虫類になりますのでインターネット通販で購入することはできません。原則的に爬虫類イベントやショップで説明を受けてから購入する必要があります。

爬虫類ショップリアルグリーンズさんのサイトでは6.5万円で紹介されていましたね。

ハラガケガメの販売価格はサイズによってまちまちですが、ベビーなど安いものなら30000円程度、高くなると70000円ぐらいはします。比較的高価な亀になります。

そのため、ちょっと水棲亀を飼育してみたいなという人よりは、飼育に慣れている中級者上級者の人におすすめします。

水槽サイズ

飼育数にもよりますが、オスでも最大甲長18㎝程度なので60㎝水槽で充分だと思います。たくさん飼育したいならあえて大きな水槽を準備するのでも四でしょう。

水質

PHは魚と同じでもよいと思います。6.0~7.0程度。あとは心配ならお店の人に事前に聞いておくのでも良いです。飼育しているPHを合わせるのが一番良いので。

水は、最低限カルキ抜きを使用します。できれば、麦飯石溶液やバクテリア剤を使用して水質を整えることをおすすめします。

特に、ベビーを購入した場合は水合わせ程度は行うことをおすすめします。ハラガケガメをプラケースに泳がせ、1分3滴程度のスピードで水槽の水と合わせていく。これを2時間ぐらいやると良いです。

水温

水温は28度程度にキープします。冬などはサーモスタットとヒーターを使用して水温をキープします。アクアリウムで飼育できる亀なので保温球は必要ないかと思います。

ろ過装置

上部ろ過をおすすめします。上部ろ過はろ過装置の中でもろ過能力が一番高い種類のろ過装置になります。ハラガケガメは肉食で水質を汚しやすいのでろ過能力の高いものがあると良いです。

飼育環境

砂、流木、石などを入れたアクアリウムにしえも良いのですが、水槽の掃除の簡単さを考えてベアタンクにする人も良く見られます。砂の掃除などもありますが、デザイン的に見た目を良くしたいならアクアリウムにすればよいと思います。できるだけ簡単に掃除をしたいならベアタンクをおすすめします。

ハラガケガメが水面まで呼吸をしに上りやすくするために石や流木を入れておくのもおすすめです。階段状に石組みをすると上りやすくなりますね。

金魚、カワエビ、ザリガニ、ツメガエルなど、ハラガケガメの口に入るサイズの生餌や、ピンクマウス、鶏のささ身、刺身などはよく食べます。餌付けをするときは生餌にするとよいかなと思います。ほかに、栄養バランスを整えるために水棲亀の人工飼料を与えるとよいです。人工飼料をメインにしてほかの餌もバランスよく与えると良いでしょう。

水換え

水換えの頻度は多ければ多いほど良いと思うんですが、毎週毎週水換えをするのは大変だと思うので強力なろ過装置を使用しておけばそれだけ水替えの頻度を抑えられるということです。上部ろ過を使用して1か月に1~2回程度すればよいかと思います。

水槽の3割程度の水を交換します。交換する水もバクテリア剤やカルキ抜きを使用します。

ろ過のフィルターは汚くなったら洗います。ボロボロになったらすぐに好感しましょう。ウールマットなんて格安で購入できますからね。

ろ材を洗う頻度は3か月に一度程度でよいです。洗うときも水槽の水で軽く洗いましょう。そうすると、バクテリアを殺さずに洗うことができるのです。