アオダイショウは家にいるゴキブリやネズミなどを食べてくれます。ネズミやゴキブリがいなくなれば家にある食料が守られます。だから、アオダイショウは古くから家の神として崇められ、殺してはいけないと言い伝えられています。
それに、アオダイショウは毒もありませんし、おとなしく、なつく蛇なので人からもあまり嫌われるような蛇ではありません。
さらに、アルビノといえば白蛇です。
白い蛇は、風水でも縁起の良いペットとされて生命の源・出世・金運・財運がやってくるとして飼育される方もいます。白蛇は昔から運気をあげる蛇として信じられています。
また、飼育すると結構なついてくれますからかわいい蛇だと思いますよ。そんな、アオダイショウのアルビノ種についてお話ししていきたいと思います。それでは行きましょう!
アルビノアオダイショウとは?
アルビノ個体は白化や白化現象ともいわれています。突然変異により生まれたメラニン合成できない個体です。なので、アルビノというと非常に珍しい動物として崇められたりしていますが、先天性白皮症という病気なんですよね。
視力が弱く、紫外線のダメージを受けやすいのです。つまりは、アルビノではない正常な個体よりも生命力が低いと考えられます。
日本でもアオダイショウは生息していますので、普通に考えたらアルビノ種を見ることができてもおかしくはないはずです。しかし、アルビノ種は自然界で生きるうえでは不利なのです。
紫外線に弱い、視力が弱い、外敵に見つけられやすいとなると幼体の段階で高い確率で力尽きるか?天敵に食べらてしまうか?となるのです。
岩国のシロヘビ
山口県岩国市には昔からアオダイショウのアルビノが多く生息していました。なぜなのかはわかりません。おそらくは、この地域では昔からの言い伝えにもある通り、崇められて大切にされてきたためと考えられています。住人たちがシロヘビを守ろうとするのであれば天敵の餌食にもなりにくくなりますからね。
今では、岩国のシロヘビ館でたくさんのシロヘビが大切に保護されていますし、岩国市だけはアルビノアオダイショウは天然記念物に指定されています。ちなみに、山口県岩国市以外は天然記念物ではないので見かけたら採取しても問題ありません。
販売価格

アルビノアオダイショウの相場は大体50000円~です。アルビノではなく普通のアオダイショウなら30000円~なのでやはり希少価値は高いのでしょうね。
購入するうえでの注意点
まずは当たり前ですが、生体を購入する以前に飼育環境を整えなければいけません。最低限、アオダイショウが飼育できるケージと床材は入っていることです。飼育環境についてはこちらで触れているので参考にしてみてください。
そして、できれば比較的暖かい時期に購入しましょう。輸送の際に寒さに耐えきれず死亡するということも考えられなくは有りません。
あとは、元気な個体を購入しましょう。選ぶのは難しいと思うのですが、注意しなければいけないのは安い固体です。あまりこういう表現は好きではないのですが、B級、C級などとランク付けされています。
下のランクになればなるほど安いです。安いと言ことはつまりは訳あり。傷があったり、なつきにくかったり、餌を食べなかったり、寄生虫にかかっているなど。ですので、値段は高くはなるかもしれませんができるだけ品質の高いものを選びましょう。
実際、品質の低い固体を購入した結果、早死にしてしまったなんて話はよく聞きます。長生きさせたい、なついてほしいと思うならぜひ良いものを購入してください。