ヒョウモントカゲモドキの飼育方法!餌・ケージ・寿命・なつくなど

ヒョウモントカゲモドキことレオパードゲッコーはペットとしても人気の高い爬虫類になります。例えば、芸能人であればガッキーこと新垣結衣さんがラジオ番組にヒョウモントカゲモドキのシーちゃんを連れてきたり、非常にかわいがっている様子。すでに7年以上も飼育しているのでとても愛情をもって上手に世話をしているのがうかがえます。

ヒョウモントカゲモドキの何が良いかというと、トカゲやイグアナなどと比べると小さいんですよね。例えば、フトアゴヒゲトカゲも50㎝程度には成長しますし、グリーンイグアナなんて100~200㎝程度になりますので、飼育という点では大掛かりになりますよね。

その点、ヒョウモントカゲモドキは小さいのでケージも楽ですし、自分の手のひらに乗せて遊ぶこともできます。しっかりとなれさせて世話をしているとなついてくれてかわいいですからね。

ちなみに、このヒョウモントカゲモドキは、名前の通りトカゲではありません。分類でいえばヤモリの一種であり、体表に数多くの斑紋があることから和名でヒョウモントカゲモドキと呼ばれているのです。

さて、本日はそんなヒョウモントカゲモドキの生態や飼育方法についてお話したいと思います。それでは行きましょう!

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法

ケージ

ヒョウモントカゲモドキは、最大でも全長は18-25㎝程度にしかなりませんので、成体でも60㎝の水槽やケージで広々と飼育することができます。非常に安く購入できますので是非飼育環境は整えましょう。

床材

動画の通りこれは人によってどうするか?というのはずいぶんと異なります。例えば、ヒョウモントカゲモドキの生息地を再現したいならデザートサンドなどを敷きます。これのデメリットは糞の掃除が少し大変になります。

掃除を簡単にしたいなら人工芝やキッチンペッパーを敷きます。これであればすぐに取り出して洗ったり、交換したりすることができます。

他には、ヒョウモントカゲモドキが隠れることができるシェルター、石、流木などを入れてあげます。

水飲み場

水飲み場を用意してあげましょう。水は毎日交換するのが理想的です。

温度

ケージ内の温度は30℃程度にします。砂漠に生息するような生き物ですので高温の環境で活動します。25℃というと一般的には暖かい気温にも思えますがそれを下回ると冬眠しようとします。

夏であればパネルヒーターだけあれば十分でしょう。ケージの下に1/3程度を敷きます。サーモスタットで温度管理をします。あとは紫外線灯や殺菌灯を使います。冬など寒い季節であれば保温球、バスキングライトで全体を温めながらホットスポットなども作ります。

湿度

レオパードゲッコーの湿度は40~60%が理想とされています。日本の梅雨とかになるとそれ以上になることも多いので季節によっては除湿剤を使用します。

逆に冬など乾燥する季節であれば飼育している部屋の湿度をあげましょう。直接加湿しなくてもそれだけでも結構これぐらいの湿度までならば持っていくことは可能です。

生餌はコオロギ、ミルワームにカルシウム剤を添加して与えたり、慣れさせたら人工飼料なども与えましょう。成体は餌はたくさん与える必要はありません。尾っぽに栄養をためる貯蔵庫があるので2~3日に1回とかでも死にません。量は食べるだけ与えます。また、幼体の場合は与えなさすぎると大きくならないので毎日1回食べるだけ与えます。

寿命

15年程度は生きますので、大事に飼育しましょう。非常になれやすく、人にもなつくような性格をしていますので飼育しやすいかと思います。

ヒョウモントカゲモドキとは?

ヒョウモントカゲモドキ(Eublepharis macularius)、別名レオパードゲッコーは、爬虫綱有鱗目トカゲモドキ科Eublepharis属に分類されるヤモリになります。また、分類としてはヤモリにはなりますが、ヤモリ亜科のニホンヤモリなどにはない瞼がついています。

指先には吸盤を持っていないため、ガラスなどに張り付くことはできず、ほかのトカゲのように歩行して移動を行います。愛好家の中では英名のレオパードゲッコーを省略してレオパなんて風にも呼ばれます。

生息地

アフガニスタン南部、東部、インド北西部、パキスタン北部以外、基準標本はパンジャーブ州ソルトレンジ(パキスタン)。

生息地はアラブ地方など政情が安定しない場所なので野生個体の輸入は少ないですが日本でも人口交雑が行われているので流通は多いです。

形態

頭胴長はオス11~15.8㎝、メス10.9~12.7㎝と、オスのほうが体が大きい傾向にあります。全般的に若干体が細い感じにあるりますが、飼育個体によって多少異なります。

21~30列程度重なり合って並ぶ腹の鱗は丸い形をしており、尾っぽの腹側には鱗が3~4列程度並びます。

上唇板という上唇の上にある8~12枚の鱗、これは下唇にもあり8~10枚で構成されています。

少し長い四肢、趾下板という指趾の裏側にある鱗は凹凸の形をしております。趾下板はそれぞれ隙間があり、後肢には17~26枚程度の第4趾の趾下板があります。

オスの総排泄孔前部にある前肛孔という小さい孔が開いた鱗は8~17枚程度です。オスの総排泄孔の上部に前肛孔が上に横一列に並列しており、尾っぽの継ぎ目は若干膨らんでいます。

全長は18-25㎝程度と、ヤモリ科の爬虫類ではかなりの大型種にあたります。

そして、全部で5種をいるヒョウモントカゲモドキが属するアジアトカゲモドキ属の中では3番目に大きい種類です。属名のEublepharisの意味合いは「はっきりした瞼を持つ」になります。日本のヤモリとは異なり瞼が上下開封できるようになっています。

幅が広い頭をしていますので、少し大きな獲物も飲み込むことができます。細かい網目模様で覆われた眼はグレーの紅彩をしています。瞳孔は猫のように縦長です。

また、昼間や強い光が当たるところにいると瞳孔は細長く、夜や暗闇になると楕円形と形を変えます。耳孔が頭部にあります。耳孔の奥にある鼓膜があります。

そして、耳孔の外周辺には小さな棘のような鱗が並んでいます。先端が割れていない舌は非常に太いです。これは口周辺についている水滴を舐めるときに使います。

細く鋭角の葉がたくさん並んでいます。さらに強いあごの力で餌にかみつきます。

ヤモリの一種でありますが、指先には趾下薄板という吸盤はありません。どちらかといえばトカゲに似ています。指の裏はやすりのようにざらつきがあり、指先の爪はトカゲと比べると鋭くはありません。

どちらかといえば、爪で何かをひっかけて体重を支えることはできますが、何かをつかむことはできません。吸盤がありませんのでガラスに張り付くこともできません。

種名のmaculariusの意味合いは「斑紋のある」になります。その通りで、個体によって多少は異なるものの斑点がいくつもあります。幼体の段階は黄色と黒のハッキリとしたバンドのような模様がありますが、これは成長するにつれて次第に消え失せていきます。

パッと見だと鱗がないようにも思えますが、実は頭部、背中、脚、尾には砂のように小さな鱗がたくさんあります。喉、腹には細かい鱗が張り巡らされているため近くで見ないと鱗は確認できないのです。

ヤモリの中では皮膚はかなり丈夫そうにも見えますが強くつかむと傷つけることがあります。また、ほかの爬虫類と同じで脱皮を行い皮膚も成長していきます。脱皮をすると体の表面は白くなります。その下には真皮が出来上がります。

尾っぽには芋虫のような形をしている節があります。ここには栄養を貯蔵することができるため水があれば数か月間は何も食べなくても生存できます。まさに、砂漠下で生き残るためにある機能といってもよいでしょう。

個体によって尾っぽの幅の太さが変わります。トカゲと同じく自ら切断を行います。再生された尾っぽは元通りの形とは異なりカブのうな形をします。また、尾っぽの切断後は摂取できた栄養により形、模様、色柄などは変わります。

わきの下にあるポケットはへこみがあります。このへこみはどういう意味があるのかはいまだ解明されていません。

しっかりと栄養がとれている個体はわきから背中にかけて水泡ができます。この正体は尾っぽに栄養を蓄積しきれなかったものが脂肪に変わったものです。

普通であれば、雌よりもオスのほうが大きく成長します。一見して雄雌を判断するのは難しいですが、成長したオスは総排泄孔の上に前肛孔という小さなへこみが一列に並びます。

オスは尾っぽの継ぎ目は膨らんでいますがメスは膨らみがありません。

生態

砂漠地帯でハマビシ科の植物のやぶが茂る岩石地帯、草原地帯に生息しますが、インド北西部、パキスタン南部では亜熱帯性の乾燥林、乾燥低木林にも分布します。

基本的には夜行性ですが季節に応じて明け方や夕方に活動する薄明薄暮性にもなります。地表に生息しますが、林などであれば半樹上棲にもなります。岩石などの隙間、動物が作った巣穴、人工物の割れ目、廃墟など隠れ家としています。

単独でも生活することはありますが、複数個体が仲良く同じ巣穴で生息することも珍しくはありません。北部、高地など気温の低い地域に生息する個体は9月から翌年の3月ごろまで冬眠を行います。

基本的に、甲虫・直翅類・鱗翅類の幼虫などを食べます。ほかには、クモ、サソリ、多足類などの節足動物、同じヒョウモントカゲモドキの子供、ほか小型のヤモリ、ヘビなどの爬虫類、小型哺乳類を食べます。


繁殖期になるとオスはほかのオスを威嚇します。四肢を使って突っ張ったり、尾っぽを揺らして威嚇を行う。それでも相手のオスが引かない場合は噛みついたり、尾っぽで攻撃したりして勝負を決めます。オス1頭、メス複数のハレムになります。

1度に2個程度の卵を産みます。年に2~3回に分けて産卵を行います。野生であれば33~81日で孵ります。

染色体をもたない爬虫類で生まれたときの温度で雄雌が決まります。24~28℃でメス、29.5℃ではどちらの可能性も考えられます。30~33℃であればオスの可能性が考えれます。

夜行性で乾燥から半乾燥を好み生息しています。普段は岩の隙間や倒れた木の隙間、ほかの生物が作った穴などに身を隠します。

また、湿度が高いところを好む傾向にあります。

交配を行うときはオスはメスの匂いを嗅ぐように近寄り、尾っぽを揺らしながら体を小刻みに揺らします。

交配から10日程度でメスの腹部から卵が見えます。

穴に卵を産み落としますが、季節ごとに1~5個程度の卵を15~20日おきに産みます。40~60日程度で卵が孵ります。