イシガメの飼育方法!販売・値段・寿命・水槽など飼い方について。

ニホンイシガメって知ってますか?通称イシガメなんて言うんですけど、日本の在来種の亀の一種です。江戸時代以前からペットとして販売されている亀であり本当に日本のカメなんです。

けれども、ニホンイシガメの存在を知らない人もいる。クサガメ、ミシシッピアカミミガメしか知らないという人もいましたね。というのも仕方がないかもしれません。

今はおそらくマイナーです。

もちろん、ペットショップで販売しているところもありますが、数を減らしています。もともと野生に存在したカメではありますが、環境汚染、水質悪化、都市開発、ペットの目的の乱獲…

そして、ミシシッピアカミミガメとの生存競争に負けたり、クサガメやハナガメによる遺伝子汚染、アライグマによる捕食で減少していると考えられています。

準絶滅危惧種に指定されてはいる通り、地域によっては完全に絶滅寸前という場所もありますが、全くいなくなるということはまず考えられない程度ではあるそうです。

希少性が高いイシガメですが、それでもペットショップでの流通はまだありますので今回はそのニホンイシガメの飼育方法や生態について解説していきたいと思います。それでは行きましょう!

ニホンイシガメとは?

生息地

種小名をjaponicaといいますが、これは日本という意味になります。

次の生息地の中では移入された可能性のある地域もありますが日本在来種のカメになります。本州、四国、九州、隠岐諸島、五島列島、対馬、淡路島、壱岐島、佐渡島、種子島に生息しております。

例えば、屋久島や馬尾島にも生息はしていますが1980年の調査の段階では生息はしていなかったためその後人の手によって移入された可能性が有力であります。東北地方にも生息はしていますが、それも移入の可能性が高く、最北端でも関東が原産地と考えられます。

形態

大きさは最大甲長22㎝程度となります。クサガメと同じくオスよりもメスのほうが体格が大きいです。

オスは最大甲長14.5㎝とカメの中ではそこまで大きい部類ではありません。椎甲板といいまして、縁甲板という甲羅の縁の内側の中央を走るラインがあるのですが、キールという断続的な盛り上がりがみられます。

後部の縁甲板の外側は少し見た目が鋸の歯のような感じです。老化するとここが不明瞭になってきます。背中の甲羅は橙褐色、黄褐色、褐色、灰褐色、暗褐色と個体によって色が大きく異なる場合があります。

一部の個体は、黄色、黄土色の斑紋、黒色の斑紋があります。背中の甲羅と腹の甲羅の接合部には黒、暗褐色になります。

他のカメと比較すると頭部はすこし小さいです。口元はほかのカメ同様突き出しています。上顎の先端は突出していたり凹んでいることはありません。後頭部が細かい鱗で覆われていないのがクサガメと大きな違いでもあります。

咬合面の面積は狭く、盛り上がったり凹んでいたりはしていません。頭部の色は暗黄色、褐色です。黒い斑紋は側頭部にあります。四肢は少し細かく前肢の前側には丸い大型の鱗が重ならずに並んでいます。

指趾と指趾の間、先端まで水かきが発達しています。尾っぽは長く、四肢や尾っぽの色合いは黒や暗褐色です。また、四肢や尾っぽの一部が黄色い個体も存在します。

直径3.6㎝程度の卵を産みます。短径2.2㎝程度の楕円形の卵です。孵化したばかりの幼体のカメがまるで銭のような感じがするためゼニガメと呼ばれています。ゼニガメの段階では甲羅に3本のキールがありますが成長とともになくなります。

オスの成体やゼニガメは甲羅が扁平、メスの成体は少しドーム型に盛り上がっています。オスの成体の中には背甲が少し凹んでいるものもいますが病気ではありません。一方でメスの背甲は真ん中が少し盛り上がっています。

オスは尾っぽが太く長いため、伸ばした状態だと総排泄口が背甲の外側になります。メスの場合は尾っぽを伸ばしても総排泄口の一部は背甲の内側になります。

分類

つい最近まではイシガメと呼ばれていましたが、ミナミイシガメや亜種のヤエヤマイシガメがいるためヌマガメを含めそれぞれ〇〇イシガメと呼ばれるようになりました。そのため最近はニホンイシガメと呼ばれています。

生態

河川、湖畔、沼、潟、水田でも少し流れのある場所に生息します。半水棲のカメではありますが、夏になると陸地へ移動し複数の水場へ移動する場合もあります。

日本固有のカメということもあり寒さには強く、水温3~5度でも活動していることが確認されています。ただ、基本は冬季になるとほかのカメ同様に穴、石の下、腐葉土の中に潜り冬眠します。

イシガメは雑食で魚類、カエル、昆虫、カワエビ、カニ、ヨコエビ、それらの卵を食べます。ほかに水棲の貝類、陸地ではミミズ、動物の死骸、陸上植物、葉、花、果実、藻類など幅い種類の食物を食べます。

水中、陸地両方で餌を探します。農村では落ちている野菜や果物を食べているところも見受けられています。また、動物の卵は好物で同種のカメが産卵を行った際に卵を食べることがあります。

繁殖期は9~翌年の4月ですが冬場は行いません。オスの求愛はメスの顔の前に近づき掌を外側へ向けて交互に振り求愛を行います。メスがそれを受け入れるとオスはメスの背中に乗って交配を行います。

6~8月になると陸地に8~10㎝程度の穴を掘り1回1~12個程度の卵を年間1~3回に分けて生みます。産卵は10~15日程度空けます。卵はおよそ70日程度で孵化します。

イシガメの飼育方法

陸ガメならコレ!という飼育方法になると思いますが、特に水棲、半水棲のカメの飼育方法はやっぱり人によって全然違いますので何がいいと言い切るのは難しいです。

水槽で泳ぎ回っている亀を見たいのか?日光を浴びせたいのか?良い飼育環境なら何でもいいのか?によって飼育環境はずいぶん変わってきます。ただ、共通しているのは陸と水場を用意することです。

販売先

爬虫類を購入する場合はペットショップかイベントへ出かけましょう。なぜなら平成25年に法律が改正されて対面で説明を受けないと哺乳類、爬虫類は販売してはいけないことになったからです。ネットで調べて遠くのペットショップまで買いに行くという人もいますね。

参考例として、大阪のフロムスクラッチさんに販売されているニホンイシガメは6000円で購入することができます。数も減っている個体ですからそこそこ値段が高いのかもしれませんね。

水槽

ニホンイシガメの体長は15㎝程度なので水槽はそんなに大きくなくても大丈夫です。45㎝~60㎝でも飼育することができます。

飼育環境

飼育方法1

水場と陸地があればよいのかなと思います。クサガメの飼育方法のように科w砂を敷いて洗面器で水場を作るのでも良いと思います。掃除するときは洗面器と川砂を洗えばいいだけなので簡単ですね。

飼育方法2

もう一つは水をメインにする飼育方法です。アクアリウムのように水槽のほとんど水を入れます。レンガやブロックを使用し水面に浮き島を作りカメが水陸を行き来できるような飼育環境にすることです。

半水棲のカメは泳いでばかりではなく陸地で休むのでやはり陸地は重要です。この二つのやり方は念のため紫外線ライトを使用することをお勧めします。紫外線ライトで生成されるビタミンD3やカルシウムなんて大したことがないという見解もわかりますが気持ち程度で入れます。

飼育方法3

ベランダで飼育する場合は動画のように衣装ケースやプラ舟を使用した飼育方法を行えばよいと思います。この場合は紫外線を受けることができるので紫外線ライトはいりませんね。

温度

ニホンイシガメに関しては水温3度まで耐久しているわけなのでそこまで温度に気を遣う必要はないと思います。ただ、アクアリウムで浮島で飼育するのであれば冬眠はできないのでヒーターは必要になります。熱帯魚用のヒーターとサーモスタットを用意すればよいと思います。

冬眠させないので水温は20度以上。外気温もあげたいので室内エアコンをつけっぱなしにするか、保温球、断突を使用しましょう。

一方で、飼育方法1や3のようなやりかたであれば冬眠ができます。冬眠させるときは川砂の上から腐葉土と枯葉を入れてあげます。寒くなって食欲が低下してきたら冬眠のサインです。

冬眠中のメンテナンスは霧吹きをかけて湿度を保つことです。あとは基本的には余計なことをしないことに限ります。春になったからと言って無理やり起こしたら突然死のリスクが上がります。どうしても気になるなら飼育方法2をおすすめします。

餌は、小魚、虫などの生餌で鳴らしたら、水棲飼育なら冷凍アカムシ、人工飼料、水陸の飼育でも人工飼料を与えると良いです。やっぱり、栄養バランスが整っている人工飼料をメインとすることをおすすめします。

掃除

カメは餌や糞尿で汚すので1週間に1回は掃除しましょう。飼育方法1、3の場合は毎日水を交換し、週に一回砂を洗います。そして、飼育方法2はろ過装置を使用していますので水の交換は1か月に1度、30%だけで良いので交換します。ホースで底に沈殿しているごみをとります。あとは、濾過フィルターを掃除すればよいのでどっちかといえば2が一番簡単かもしれません。

寿命

平均寿命は10~15年程度。しかし、うまく飼育すれば20~30年生きる気温的には長生きなカメです。まあ、カメは10年以上飼育できているという人も少なくはないので飼育しやすいと思います。大事に育てましょう。