カメを飼育したい!と思うことは素晴らしいことだと思います。子供でも簡単に飼育できますし、なんせ、寿命も長く、上手に飼育すれば10年、20年の付き合いになるので犬、猫などのペットよりも長く付き合う可能性はあります。
しかし、犬、猫のように戯れるのは難しいと思いますけど、水槽にいるカメが飼い主が来ると餌をねだってくる。あのなつく仕草は何ともかわいらしいですね。
そんなカメですが大きく分けると水棲、陸棲の二種類ございます。個人的には、陸でのんびりしている亀よりも水の中で一生懸命泳いでいる亀を見ているのが好きですね。
そんな中で先日、クサガメやイシガメについて記事にしてみましたのでよかったらご覧ください。
本日は、イシガメの種類の一つのキボシイシガメという個体の飼育方法についてお話ししたいと思います。
甲長10~13cm程度の小型のカメです。ほかのカメと比べると非常におとなしいのが人気の理由。ただ、水質悪化には弱いのでクサガメなどと比べると飼育の難易度は高いです。なので、中級者、上級者向けのカメですね。
特徴は、甲羅が黒く、黄色い斑点があります。
また、最近は国内での繁殖も行われているためペットショップでも購入しやすくなっています。それでは行きましょう!
キボシイシガメの飼育方法
通販について。
キボシイシガメは爬虫類に分類されます。平成25年に法律が改正されて以降、哺乳類、爬虫類は通信販売では一部例外を除いて購入することができなくなりましたので原則的には通販はできません。
では、例外とはなにか?
事前にペットショップやイベントなので対面で説明を受けて後日通信販売で購入するというのであれば可能。あとは、ブリーダーなどで免許を持っているという場合は可能。
ですので、基本的にはネットで調べてその場でほしいと思っても、魚や両生類のようにすぐに購入することはできないのです。そこで、ペットショップでキボシイシガメを探せばよいと思います。
飼育環境
飼育環境は色々なやり方があります。どういうキボシイシガメを観察したいか?によって飼育方法も変わってきます。おすすめな方法としては3つあります。
1.水棲メイン
アクアリウムと同じぐらい水槽に水を張ります。浮島やシェルターを作り、カメがそこへ移動できるようにします。浮島やシェルターには保温球で温度を一定に保つ。水温はヒーターで調整する。
2.陸と水
川砂を敷いて洗面器をいれます。洗面器に水をいれておき毎日水を交換する。週1程度で川砂を洗います。
3.衣装ケースやプラ舟
マンションのベランダなどでもこの飼育方法は可能です。飼育面積が大きいのでカメにとっては一番いいと思います。陸地と水を分けておきカメが行き来できる環境を作ります。
温度管理
飼育法1.3の場合は、温度管理は必要ありません。寒くなると食欲がなくなり砂に戻ぐり始めるので腐葉土と枯葉を入れてあげます。基本的には放置ですが、乾燥しないように霧吹きをかけてあげましょう。
飼育法2は一番安全です。なぜなら冬眠させないから。水温と気温を20度以上にキープし越冬をし、冬の間も餌をやり続けます。冬眠が失敗すると死んでしまいます。こればかりは運も左右されますのでなんともいえません。
水質管理
水質は綺麗にしておく必要があります。飼育方法1、3は毎日水を交換します。2はろ過装置を回しますので毎日水換えをする必要はありませんが、最低でも2週間に1回は換えます。その場合は30%程度変えてあげればよいです。
餌
始めはメダカ、金魚などの動く生餌を与えます。生餌に慣れてくると人工飼料や冷凍アカムシなども食べます。最終的には人工飼料に慣れさせたほうが栄養バランスも整えられるので人工飼料をメインにしましょう。