ワニガメの飼育方法!販売・最大・寿命・生態・値段など。

本日はワニガメについてです。

さて、ワニガメと言ったらどんなイメージを持たれていますか?ガメラのモデルにもなったカメです。普通のカメであれば甲羅は滑らかな感じがしますが、ワニガメの場合は角のように尖っています。

ハラガケガメの口は鉤のような鋭い牙が印象的ですが、それを巨大化させてさらにパワーアップさせた感じ。カミツキガメという似ているカメもいますが、いずれかがカメの中で頂点に立つ種ではないでしょうかね。

日本でも飼いきれなくなって池や川に逃がしてしまう人がいます。そーいうことは絶対にやってはいけないんですが、アカミミガメなどと違って我々一般市民が捕まえようとすると非常にリスクがあります。

ワニガメの鋭い歯、強い顎で棍棒すらボロボロにしてしまうほどの威力です。もし咬まれたら…冗談抜きで腕がなくなるかもしれません。そんな危険な亀なので駆除では警察が出動しますが、1メートルオーバーのワニガメを駆除に出た警察官もさすがにビビって触ることすらできなかったほど。

まあ、1メートルオーバーのワニガメといえばもはや小型のワニのようなものですからね。力も強いし狂暴なので危険なのは間違いありません。

ただ、そんなワニガメも飼育することはできるんです。あらかじめお住いの市区町村の許可をとれば飼育することができます。もちろん、無許可、逃がすというのは罰則があります。もし、飼育するなら大きくなる個体、狂暴な個体なので覚悟して飼育しましょう。

ワニガメとは?

ワニガメ(Macrochelys temminckii)は、カメ目カミツキガメ科ワニガメ属に分類されるカメです。現在は本種のみでワニガメ属になります。

生息地

アメリカ合衆国(アイオワ州南東部、アラバマ州南部、イリノイ州南西部、オクラホマ州東部、カンザス州、ケンタッキー州西部、ジョージア州南部、テキサス州東部、テネシー州西部、フロリダ州北西部、ミシシッピ州、ミズーリ州東部および南西部、ルイジアナ州)

形態

最大甲長 80㎝

最大体重 113kg(143kgや183kgとする文献もあります。)

オスのほうが大きくなりメスよりも体格差があります。背甲には尖りのある凹凸が特徴的です。キールという発達した筋状の盛り上がりが椎甲板と肋甲板にあります。

現在生息している種類は、肋甲板、縁甲板の間に3~8枚(基本3枚)の甲板(上縁甲板)があります。黄色、暗褐色、灰色の背甲、橋と呼ばれる背甲、腹甲の繋目は物凄く細いです。灰褐色、暗灰色の腹甲。

見てわかる通り非常に大きな頭をしております。また眼窩もとても大きいです。前に突き出た吻端、鉤状に尖った顎の先端。舌は灰色をしているも血流によってピンク色になるなど色が変わります。

個体によって色が異なる場合があります。稀にピンク色の個体がいます。また、普通は幼体は茶色っぽいのですが、灰色のものもいたりします。

頸部、側頭部には棘のような突起物があり、灰色、黒をしている頸部背面、頭部。腹側は灰色や黄褐色です。尾っぽの背面は棘状鱗が3列に並びます。腹側はばらつきのある小型鱗におおわれています。

直径3~5.1㎝の球形の卵は殻が白く硬いです。幼体の舌は肉質の器官が先端に枝分かれしていますが、成長と伴い枝がなくなります。そして、舌の色も黒くなります。

生態

水深のある河川、三日月湖、水路、湿原、池沼、汽水域などに生息します。水底にある泥、水生植物がたくさん生息する環境を好みます。メスの産卵以外は陸地に上がることがほとんどない完全水棲のカメです。

自分よりも小さい魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、甲殻類、貝類やその死骸などを食べます。このように肉食傾向が強い亀ですが果実、カキ、ペカン、ヤシなどの植物も食べることがあります。

季節によって植物を食べる傾向になったり、舌の器官をルアーにして魚をおびき寄せて狩りを行うこともあります。

ジョージア州、フロリダ州に生息する個体は4~7月に産卵を行います。昼間に水域から70mも離れた陸地まで移動し穴を掘り卵を産みます。1度に8~52個の卵を産みます。野生下では100~180日で卵がかえります。

ワニガメの飼育方法

販売価格

ワニガメは日本への輸入量も多いカメなので爬虫類ショップに行けば比較的販売されていたりします。とはいえど、手軽に飼育できる日本のクサガメやニオイガメなどのドロガメと比べると流通量は多くはないかもしれません。

loggerさん 〒400-1502 山梨県甲府市白井町1044-12

このサイズで20万円を超えるのは普通です。ワニガメというと見た目は非常にかっこいいですけどお値段もそれなりにします。

BIGINさん 京都市伏見区桃山最上町54-6

ベビーであればまだ安く5万円程度で購入することができます。ワニガメが欲しいという方は是非ペットショップへ買いに行きましょう。もちろん、その前に許可をもらってくださいね。

水槽

ワニガメは最終的に80㎝オーバーになるカメです。ベビーの段階なら小さな水槽でも飼育できますが大きくなることは覚悟してください。盆栽飼育できるかどうかという話ですが、甲羅が変形したり背骨が曲がるなどのリスクがありますのでやめたほうがいいです。それぐらいなら初めから小さいカメを飼うべきです。

それで、終生飼育を考えたときに最低でも2m以上の水槽は準備したほうが良いでしょう。200㎝水槽となるとオーダーメイド水槽ショップへお願いすれば20~30万円でつくってもらえます。

安いものなら中古でも売っています。中古の注意点は負担がかかっているので寿命が短いというところ。接合部をショップで強化してもらうと良いかと思います。

水槽台

当たり前ですが、床に置くというのは絶対にやめてください。生き物を飼育する。水槽を用意する時点で台は必須です。また、重たい水槽になればなるほど専用の水槽台でないと厳しいです。

例えば金ラックを水槽台の代わりとすると突然潰れるなんてリスクも十分に考えられます。サイズにもよりますがオーダーメイドの水槽台もそんなに高いものではないので是非水槽台を作ってもらいましょう。

水質

PH 6.0~7.0

弱アルカリ性~アルカリ性を維持すればよいです。魚のPHと同じになりますが魚程神経質にする必要はないでしょう。水道水にカルキ抜きを使用すればよいかと思います。バクテリアを育てるなら麦飯石かバクテリア溶液を使用してあげればよいでしょう。薬を使いたくないなら、水道水を1週間ぐらい放置しておきます。それでも塩素が抜けます。

水温

水温はヒーターとサーモスタットを使用して、25~28℃ぐらいをキープします。ちなみに、28℃ぐらいにキープすると代謝が上がり消化が早くなるです。しかし、問題点があります。

大型のカメで狂暴なのでヒーターを破壊するリスクがあるということです。なので、飼育水槽に入れず、オーバーフロー水槽にして別にヒーターを入れるか、上部ろ過の中に入れるかなど対策をしましょう。

とくに、大きな上部フィルターであれば奥行きも広くなりますからヒーターを設置するスペースは確保できるかと思います。

濾過機

ワニガメは40~50分程度水中で泳ぎますが、呼吸をするため一度水面に上がってきます。そのため、エアレーションで大量に酸素を供給するなどはしなくても良いかと思います。ただ、糞や尿の量が多いのである程度強力な濾過機を使用すると良いです。上部ろ過を使用すればいいかと思います。

毎週1回程度水槽に入っている30%程度の水を交換しましょう。交換する水もしっかりとカルキを抜いたものにしてください。

ろ過装置のフィルターはしっかりと洗います。使い物にならなくなったら交換しましょう。ろ材は水道水で洗うとバクテリアが死ぬので水槽の水で軽く洗う程度で良いです。

環境

ワニガメを飼育するならベアタンクが良いかと思います。大きな水槽になりますので砂を敷くとなると大量に必要になるのがまずデメリット。さらには砂の上に落ちているゴミをホースでとるのが難しい。ということを考えるとやっぱり何も入れないベアタンクでの飼育が楽だと思います。

生き得は金魚、小魚、ウキガエル、ツメガエル、カワエビ、ザリガニなどです。ガサガサでとると病気や寄生虫のリスクが否定できないので生餌もショップから購入しましょう。

他には、冷凍マウス、ピンクマウス、鶏肉、人工飼料などを与えると良いです。栄養価が低いものにはサプリメントなどを添加してあげましょう。

幼体の段階であれば毎日1~2回与えると良いと思いますが、成体になったら1日~2日に1回程度で良いです。1度に与える量は頭のサイズぐらいで良いかと思います。

寿命

寿命は水棲のカメの中ではかなり長生きで自然下であれば80~100年まで生きるのは普通のこと。200年以上生きている個体もいるそうです。飼育下であれば20~70年程度だそうです。餌の頻度なども寿命に大きく関係しそうですね。