スッポンの飼育方法!ペット・販売・通販・寿命・なつく・亀との関係について。

スッポンといえばどんなイメージを持たれていますか?一度噛みついたら離さない!噛みつく力が強いとかそんなイメージをもたれている人もいるかもしれませんね。

確かにテレビとかでスッポンに手を噛まれてしまい離れないでオーバーリアクションしている芸人とか見たことがあります。ああいうのをみると、スッポンに噛まれたらヤバいな…って思いますよね。

まあ、実際のところ噛まれてパニックになり振り回そうとしても離そうとはしないです。要するに、スッポンだって危機を感じたから必死で噛みついているわけです。

でも、水の中に入れると噛みつくのをやめておとなしく逃げていきます。ですので、実際に噛まれてもそこまで大したことではないのです。

そんなスッポンはペットとしてアクアリストの中でも人気です。スッポンモドキを飼育する人もいれば、スッポンを飼育する人もいます。完全に水棲の亀で水の中を泳ぎ回る姿はいいですよね。

終生飼育を目指すのであれば90㎝水槽以上は準備する必要があります。

というわけで、本日はスッポンの生態から飼育方法について解説してみたいと思います。それでは行きましょう!

スッポンとは?

カメとの関係性

スッポン(鼈、Pelodiscus sinensis)は、爬虫綱カメ目スッポン科キョクトウスッポン属に分類されるカメです。「キョクトウスッポン」「シナスッポン」などと呼ばれることもあります。

一般的に亀とスッポンは別物として扱われれることがありますが、実際、爬虫綱カメ目スッポン科になるのでカメの一種となります。では、スッポンモドキとは違うのか?

スッポンモドキの飼育方法!販売価格・通販・値段・寿命・エサ・混泳など解説します。

2019年4月25日

スッポンモドキは爬虫綱カメ目スッポンモドキ科になりますのでカメの仲間です。そういう意味では同じ目に入りますので同類と考えても良いでしょう。ことなるのは、スッポン科とスッポンモドキ科の違いですね。

まあ、亀という大きなカテゴリの小カテゴリがスッポンモドキ、スッポンという感じですかね。いずれも亀という大きなカテゴリーに含まれています。

生息地

生息地は中国・日本・台湾・韓国・北朝鮮・ロシア南東部・東南アジアになります。

日本に生息する個体は、もともとは本州よりも南に分布していました。しかし、養殖所から逃げ出した個体、もともと自然界にいる個体と二通りの個体が存在するため自然分布の正確性はわかりません。

本州、四国、九州に生息する個体は在来種と考えられますが、南西諸島にいる個体は過去に中国をはじめ外国から輸入されたものが野生化したと考えられています。現在もそれについて研究がおこなわれています。

形態

最大甲長38.5㎝程度。一部60㎝以上になる個体も存在します。カメといえば堅い甲羅を持っていますが、スッポンの甲羅は柔らかいです。つまり、ほかのカメよりも体重が軽くなります。英語でスッポンのことをSoft-shelled turtleいいますが、柔らかい甲羅という意味です。

幼体の段階では、腹甲に赤みがかかっており、黒い斑紋が存在します。成体になると腹甲は白色やクリーム色になります。

身体に触るだけで噛みつこうとするのがほかの亀よりも警戒心が強い点。先ほどのように噛みつかれても正しい対処をすれば問題ありません。噛まれてもパニックになって騒がず、10秒程度動きを止めれば力を弱めてくれます。水に入れれば噛むのをやめて泳いで逃げていきます。

生態

生息環境は、流れの緩やかな河川、沼、潟、湖畔など。半水棲のクサガメ、イシガメよりも水棲に優れておりこれらのカメよりも長い時間水の中で泳ぐことができます。

普段は水の底で泥で身を隠したり、柔らかい甲羅を活かし狭い隙間に入り込み身を隠します。このように長時間水中の中で活動できる秘密は、喉の毛細血管が発達しており魚のように水中に溶け込んでいる酸素を供給することができるからです。

発達した水かき、軽い甲羅、スピード、殺傷能力の高い顎力、攻撃的な性格がほかの亀にある固い甲羅に勝る劣らない武器でもあります。スッポンモドキと同様に鼻はシュノーケルの役割を果たします。

基本水棲なので上陸することはほとんどありませんが、皮膚が弱く、皮膚病予防のため石の上で日向ぼっこする姿も見られます。ちなみに、私はウサギと亀は嘘だと思うんです。あれでカメのイメージが足が遅いという印象付けられていますが、実は結構早いです。スッポンもほかのカメ同様陸上での歩行速度は結構早いです。

餌は肉食性で魚類、両生類、甲殻類、爬虫類、貝類、水草などを食べます。

繁殖期になると1度に10~5個程度の卵を産みます。

スッポンの飼育方法

通販

スッポンの通販といえば食用になってしまいますね。爬虫類なのでペット用の通販はありません。平成25年に法律が改正されて爬虫類哺乳類のネットショッピングができなくなりました。そのため、ペットショップで販売されているものを購入しましょう。大きめのペットショップであれば取り扱ってくれるかもしれませんのでお問い合わせしてみましょう。

こちらは、有限会社プラストさんのホームページです。いろいろな動物を扱うペットショップです。町田にある会社なので東京近辺の方はお問い合わせてみると良いかもしれません。

水槽

スッポンモドキを飼育するならまだスッポンのほうがサイズが小さいので飼育はしやすいかと思います。水槽サイズは終生飼育なら90㎝以上ですね。魚みたいに泳ぎ回るようなタイプではないのでこれぐらいのサイズがあれば充分かなと思います。

水質

水質はPH6.5~7.5程度にします。魚を飼育するような水質を作ります。最低限カルキ抜きを行います。麦飯石溶液やバクテリア剤を使用してバクテリアの繁殖を進めるのは理想的ですよね。

生体を投入する場合は、特に幼体は水質に敏感なので水合わせはしっかりと行ってください。スッポンをプラケースやバケツに入れて点滴の要領で水合わせを行っていきます。

水温

スッポンが活動する温度は15度以上28度以下が理想的と言われています。そのため、サーモスタットとヒーターを使い20~25度程度をキープすると良いかと思います。

飼育環境

ベアタンクにするか?アクアリウムにするか?賛否両論あります。ベアタンクにする理由はスッポンは肌が弱いから砂がフンで汚れると病気のリスクが上がるという点。

砂を敷く理由は、スッポンは砂の中に潜ってストレスを避けようとする性質があるから砂は重要だという考え。

正直、どっちでも良いと思います。砂を入れるなら潜るのでそれこそ衛生面はしっかりとしないといけません。頻繁に洗わなければいけないという面倒くささはありますね。

そう考えるとベアタンクが楽です。水槽掃除の際にそこに沈殿しているごみを吸い取るだけですので。ベアタンクでも餌を与え続ければすぐになつくのでストレスはためなくなります。

また、スッポンは肺呼吸を行います。水位は深くしても良いのですが、水面まで行けるように流木や石を入れておくと良いですね。

ろ過装置

ろ過装置は基本的に上部ろ過で大丈夫です。その理由は非常にろ過能力が高いからです。それこそ、スッポンのようにフンや餌の食べ残しで水を汚すような生き物はこういったろ過装置がベストでしょう。

水替え

上部ろ過を使用しているなら1か月に1度で良いです。30%ぐらい水を換えます。換える水はもちろん、カルキ抜きをしている水もしくは麦飯石溶液を使用している水です。

ろ過装置の掃除は、基本はウールマットの掃除か交換で良いです。ウールマットは2~3回洗ったら新しいものに交換すると良いです。ろ材に関してはバクテリアが繁殖するため水道水では洗わずに水槽の水で洗います。

洗う頻度も少なくて良いです。3~6か月に一度程度でも良いのではないかと思います。とにかくろ材はバクテリアの生息地だと思ってください。

小魚、カワエビ、ザリガニ、カエルなど。ネットショップにも生餌はたくさん売られているのでそれらを使用しましょう。ほかは冷凍アカムシなんかも良いですね。慣れてきたらカメ専用の餌を与えると栄養バランスが整うのでスッポンの健康にも良いです。

幼体の段階であれば毎日、もしくは二日に1回ぐらいは餌を与えます。成体になったら1週間に1回程度の頻度でも大丈夫です。餌の与えすぎは寿命を縮めてしまいますので気を付ける必要があります。

寿命

飼育下でも30年とか生きるので大切に育てましょう。飼いならしていくとなつくようになります。そういった姿を見るのもかわいいですよね。