カブトニオイガメの飼育方法!販売・水槽・混泳・寿命・餌など。

今日はカブトニオイガメについてお話ししたいと思います。

さて、最近は水棲、半水棲のカメについて記事を投稿しておりますが、水の中で泳ぐカメは非常に魅力的だと思います。陸でじっとしているカメを見ているよりも水槽の中を一生懸命泳いでいるカメを見ているほうが面白いです。

もちろん、これは個人の主観の問題なのでリクガメ派を否定しているわけではありません(笑)

だけど、水の中を泳ぐカメに生きている金魚やメダカを与えると狩りを行うのです。カメってのろまのイメージが強いかもしれませんが泳がせると結構早く金魚やメダカなんてあっというまに捕まえて食べてしまいます。

そーいう水中のハンティングのシーンを見ることができるのも水棲のカメを飼育するメリットです。それに、水棲飼育にするとろ過装置を導入するわけですから掃除を頻繁にしなくても水換えを毎日する必要はありません。

では、水棲のカメってどんなのがいるのでしょうか?

まあ、前回お話しした、クサガメやイシガメなども半水棲。陸地は必要になるカメですけどね。それに対して基本的に水の中で暮らすカメが水棲です。

カブトニオイガメなんてのはとても人気ですよね。あまり大きくならず、水の中を常に泳ぎ回るカメです。本日はそんなカブトニオイガメの生態から飼育方法についてお話ししたいと思います。

カブトニオイガメとは?

カブトニオイガメ(学名Sternotherus carinatus)はドロガメ科ニオイガメ属のカメの一種です。

原産地はアメリカ合衆国(アーカンソー州南部、オクラホマ州南東部、テキサス州東部、ミシシッピ州、ルイジアナ州)

形態

最大甲長16㎝程度。ニオイガメの中では最大の大きさです。多くのカメ同様にメスのほうが若干体格が勝っています。上から見ると甲羅は俵の形をしております。

甲羅の中央のブロックが椎甲板、それを囲うブロックが肋甲板となります。この二つの後面が、その後ろにある甲板(ブロック)の前面と重なります。椎甲板をみると筋が盛り上がっています。これをキールといいます。

後部の縁甲板は外縁は弱くノコギリのように尖っている。もしくは、滑らかになっています。背中の甲羅はオレンジもしくは明褐色をしております。そして、暗褐色の筋模様が四方八方に入っています。

年を重ねるごとに色は黒くなり、暗色斑は目立たなくなります。腹の甲羅には喉甲板は存在しません。背の甲羅に比べて腹の甲羅は黄色、黄色褐色の一色になります。

特徴の一つに頭が大型のカメで成長するに伴い頭は巨大化していきます。卵は直径2.4~3.3㎝程度、短径1.4~1.8㎝の楕円形です。孵化直後の幼体の甲長は2.3-3.1cm程度。

幼体の段階は縁甲板の突起が明らか。椎甲板や肋甲板の重なります。暗色の斑紋も良くわかり、オスはメスよりも甲羅が平べったいで細長いです。

生態

底砂が泥や腐葉土のように柔らかく、水草が育つような池、沼、河川などを好みます。基本的には明け方や日没のような薄暗い時間帯を好みますが、夏など水温が上がると夜間でも活動しますが、水深の深い場所に移動し浅瀬には出てきません。

これは、暑さから身を守るために行うものです。一方で、気温が低くなると昼間の活動が目立ちます。カブトニオイガメの甲羅は高いうえ変温動物のため体温を上昇させるのに時間がかかるためと考えられます。

冬場は水辺の穴、水中の流木が集中している箇所で冬眠を行いますが、生息地によっては年中温暖の地域もありますので、そういったところで生活しているカブトニオイガメは冬眠はせずに冬場でも活動を続けます。

肉食~雑食のカメです。基本は魚類、昆虫、甲殻類、貝類、両生類などを食べます。そのほかに、動物の死骸や藻類を食べます。

ニオイガメというだけあり特徴的な臭いがします。繁殖期になるとその匂いで雄雌がお互いの存在を確認します。メスの口に体の側面を擦り付け求愛を行います。

そして、メスに噛みつき動きを止めようとしたり、ほかのオスが求愛中のメスを略奪するなど性格はカメの中でも結構乱暴なところはあります。メスがオスを受け入れればオスがメスの上に乗り交配を始めます。

年間1~2回に分けで卵を産みます。4~6月に1~6個程度の卵を産みます。100~139日程度で孵化が始まります。オスは甲長10~12㎝程度(生後5-6年)で成熟。メスは甲長10㎝程度(生後4-5年)で成熟

寿命

20~30年程度。飼育下で20年行けば立派だと思います。ちなみにこの種類で最高で50年生きた個体もいるそうです。

カブトニオイガメの飼育方法について。

販売先

カブトニオイガメは爬虫類なので熱帯魚ショップか爬虫類ショップを探してみると良いかと思います。お近くのショップにない場合は個体の仕入れをお願いしてみたり、イベントなんかに参加してみたり、ネットで見つけたショップまで購入しに行くのありだと思いますよ。

神奈川県平塚市のペットショップのReptiles shop EGGさんを取り上げさせていただきました。こちらにはカブトニオイガメは販売されています。

水槽

水槽は、60㎝水槽があればベストですね。45㎝でも飼育は可能ですが泳ぎ回るカメですのでこれぐらいはあったほうがいいです。

水質

基本、アクアリウムになりますので魚のように水はしっかりと整えましょう。亀なので麦飯石溶液を入れて1週間ろ過を回すだけでも全然いけると思います。魚と同じで6 – 7.5程度で良いでしょう。

心配ならバクテリア剤を使用して1か月かけて水作を行いましょう。水槽に入れるときは水合わせはしなくても良いと思います。20分程度温度合わせをしたら投入すればよいでしょう。

飼育環境

浮島やシェルターを全く入れずにアクアリウムで飼育している人もいます。(浮島に保温球を当てるのは面倒だという人はこのやり方をおすすめします。)亀を休ませるという意味で浮島やシェルターは入れても良いですし、魚のように飼育しても良いです。

温度管理

日中は少し高めに28度程度、夜は温度を下げて20~22度程度にするとよいと思います。

紫外線灯

これは賛否両論ありますので使用しない人もいます。爬虫類のカルシウムやビタミンD3を生成させるには紫外線が必要だろうという考えと、紫外線灯程度では生成は不可能だろうという考えの二つ。

実際紫外線灯なしで餌でバランスをとり健康的に育てている人もいるのでこればかりは本人の考えによると思いますが、私は気持ち紫外線灯は使用します。

ろ過装置

上部ろ過のようにある程度強力なものが良いかなと思います。なぜなら、カメは糞尿を頻繁に行うのでそれをしっかりと吸い込むことを考えると上部ろ過で良いのかなと思います。

金魚、メダカ、貝類、カワエビ、冷凍アカムシは普通に食べます。生餌で慣れさせたら人工飼料を与えましょう。このカメも結構なつくのですぐに人工飼料を食べてくれるようになると思います。

石だったり、流木などを置いていると何らかの拍子でそれに上り外に出てしまうことも考えられますので爬虫類用の網蓋やアクアリウム用のガラス蓋をしておきましょう。

混泳

クサガメ、イシガメ、ミシシッピニオイガメや同種のカブトニオイガメなど水棲のカメと混泳するのは何ら問題ありません。(水槽サイズと混泳数にもよります。)

しかし、ここで亀よりも小さな川魚や金魚と混泳するのはおすすめしません。なぜなら、自分の口に入るものは基本的に食べてしまうからです。