ミシシッピニオイガメの飼育方法!販売・水槽・餌・寿命など飼い方を解説します。

さて、前回はアメリカ合衆国に生息するカブトニオイガメという種類の水棲カメの生態や飼育方法について解説しましたのでまだ見ていない方はよかったらご覧ください。

カブトニオイガメの飼育方法!販売・水槽・混泳・寿命・餌など。

2019年4月23日

カブトニオイガメはドロガメで完全水棲のカメです。アクアリウムやベアタンクで飼育したいという方には非常におすすめです。そんなカブトニオイガメと近縁種のカメにミシシッピニオイガメという種類のカメがいます。

こちらも、ドロガメの一種でアクアリストにはピッタリです。それこそ、水の中を泳いでいる姿や小魚をハンティングする姿を観察したいなら同じくおすすめです。

この二種類の個体の違いといえば、そんなにないのですが、形だった李、模様だったりそんなところだと思います。それぞれを混泳させて飼育するのも良いと思います。

そんなわけで、本日はミシシッピニオイガメの生態や飼育方法などについてお話ししていきたいと思いますのでよろしくお願いします。それでは行きましょう!

ミシシッピニオイガメとは?

ミシシッピニオイガメ(学名:Sternotherus odoratus)は、ドロガメ科ニオイガメ属に分類されるカメです。ニオイガメ属の代表的なカメで基準種でもあります。

生息地

原産地はチャールストン周辺(サウスカロライナ州)。アメリカ合衆国中央部から東部にかけて、カナダ(オンタリオ州、ケベック州南部)に生息します。

形態

最大甲長13.6㎝。扁平なカブトニオイガメと比較して甲羅はドーム状に盛り上がっています。上からみると細長い楕円形をしています。カブトニオイガメが椎甲板や肋甲板の後部や甲板前部と重なっているのに対し、ミシシッピニオイガメは重なっていません。

後部縁甲板はカメに多く見られるノコギリのような尖りはなく滑らかな形をしております。背中の甲羅は灰褐色、暗褐色、黒など個体により差があります。しかし、色はどれも一色のものが多いです。

下顎と喉には髭状の突起物があります。カブトニオイガメと比べて大きく違う特徴といえば、口から側頭部にかけて黄色もしくは黄色褐色の二本のラインが走っています。

直径2.4~3.2㎝の卵、短径1.4~1.7㎝。孵化直後の幼体は甲長1.2~1.3㎝。幼体の段階では、椎甲板と肋甲板間にある筋(キール)があります。背中の甲羅は灰色、灰褐色、黒色の斑紋がありますが成長につれてキールや斑紋は消えます。

生態

カブトニオイガメと似たような環境に育ちます。底に砂や泥があるような、流れが緩やかな河川、湖、沼、潟、湿地など。明け方、夕方日が沈む前など薄暗い時間帯に活動します。

日中明るい時間帯は水中の障害物など隠れ家で休んでいます。また、水温が低い季節になると日中の活動も行います。ほぼ水棲のカメですが時たま浅瀬や水面に姿を現し日光浴を行います。

けれども、半水棲のクサガメ、イシガメのように陸地に上がり日光浴を行うことはほとんどありません。

越冬についてですが、寒い季節になれば冬眠を行いますが、年中温暖な地域であれば冬眠は行いません。防衛反応として、後足の付け根あたりからニオイガメ独特の臭い成分の素である分泌液を出します。

ミシシッピニオイガメは肉欲寄りの雑食です。魚類、昆虫、甲殻類、貝類、動物の死骸。ほかに、藻類、水草を食べます。普段は水中で狩りを行います。口先を底砂や泥に突き刺して獲物を探します。

繁殖期になるとオスは臭いでオス、メスの存在の認識を行います。メスの口に体の側面を擦り求愛を行います。カブトニオイガメ同様にメスに噛みついて動きを止めようとしたり、メス周りを泳ぎ回ります。

メスがオスを受け入れたら、メスの上に乗り交配をスタートします。産卵の時期は5~8月です。1~9個の卵を最大4回に分けて土が盛り上がっている場所や水辺の草むらに生みます。

卵は流木の下だったり、穴を掘り泥で覆いかぶせるなど。環境によって生み場が若干異なることがあります。68~98日で孵化を行います。オスは甲長5-7cm(生後2-7年)、メスは甲長5.7-6.5cm(生後2-11年)で成体となります。

ミシシッピニオイガメの飼育方法

販売先

カメ類は爬虫類になりますので原則的にはショップで購入する必要があります。そんなに珍しいカメでもありませんので爬虫類ショップやペットショップへ行けば比較的手に入ります。どうしても近所のショップにないならば、仕入れをお願いするか、遠出して購入することをおすすめします。

サイズにもよりますが、値段は5000円程度で購入することができます。ちなみにこちらは、〒262-0025 千葉県千葉市花見川区 花園2-10-17のうぱるぱ屋さんです。お近くの方はぜひアクセスしてみましょう!

水槽

水槽は45㎝水槽でも飼育することはできます。しかし、ある程度泳ぎ回るカメです。もし、2~3匹を混泳させることを考えているのであれば60㎝水槽をおすすめします。そんなに喧嘩するようなカメではありませんが広々と泳がせたほうがカメのためです。

水質

水質は最低限カルキ抜きはしてください。魚ほど水質変化に敏感ではないので、麦飯石溶液で1週間ぐらい水質調整すれば充分かなと。PHも6.5~7.5ぐらいで良いかなと思います。

心配な方はじっくりと水作すればいいと思います。1か月ぐらいかけてバクテリアを繁殖させるというのでも良いです。その場合はアンモニアが多すぎると逆に毒なので試験薬でチェックして30%ほど水替えを行い水質調整をしましょう。

水温

25~30度程度です。ニオイガメの環境を考えると日中は暖かく夜は涼しくという感じなので、日中は28度程度、夜は23度など調整している人もいますね。熱帯魚用のヒーターとサーモスタットは必須です。

ろ過装置

ろ過は上部ろ過で良いと思います。カメは糞尿や食べ残しで水質を汚すのである程度強力なものが良いかな。と考えると上部ろ過になります。

水棲のカメはあんまり脱走の心配もないかと思いますが、石とか入れていると何かの拍子で水槽から出るリスクもありますので一応蓋はしておくことをおすすめします。

餌は最終的には人工飼料に慣らします。なぜなら、人工飼料にすることでカメの栄養バランスを整えることができるからです。ただ、最初から人工飼料への食いつきがよくない場合もあると思いますので、まずは金魚、メダカ、カワエビなどの生餌から与えればよいと思います。

掃除

1か月に1~2回程度水槽の30%程度水を交換します。交換する水は最低限カルキを抜いたもの。麦飯石溶液の水もしくはバクテリア溶液を投入した水を使いましょう。

ろ過装置は、ウールマットを洗います。ボロボロになったら交換しましょう。ろ材に関してはあまり洗わないです。ヘドロがひどくなったら水槽の水で軽く綺麗にする程度で良いです。水道水を使用するとバクテリアが死にますのでおすすめしません。

楽なのはベアタンクですね。ホースで底に沈殿しているごみを吸い込むことができるためです。床材を敷いているとそこに沈んでいるゴミも吸い取れますがわかりにくいので定期的に床砂を洗う必要があります。

そのため、水草を入れるなどしてゴミを分解させるという方法もあります。デザイン的には床砂を入れるほうが綺麗なのでよいですが、手入れという面ではベアタンクが楽ですね。

紫外線灯

一応使用しますかね。紫外線灯の紫外線では爬虫類の成長に大きく変化を与えないという説もありますのでこれはご自身の判断で良いと思います。一番確実なのは、日光が入るところへ水槽を置いておくことです。

少し入るだけでも紫外線灯よりは効果的かと思います。ミシシッピニオイガメの生態に合わせて夕方日光浴をさせて日中はカーテンを閉めておくのでも良いと思います。

日差しが入るところに置けないなら紫外線灯ぐらいは設置してあげましょう。

寿命

飼育下でも10年以上は難しくはない個体です。大事に飼育すれば20年とか生きる生物ですので長い付き合いをするためにもしっかりと面倒を見ましょう。途中で川に捨てるとかはあり得ませんからね。