ニホンカナヘビの飼育!餌・なつく・寿命・販売・冬眠など飼い方について。

本日はニホンカナヘビについてです。

私の実家には庭にたくさんの植物が植えてあります。竹林、畑もありますので昆虫をはじめとしたさまざまな生物がたくさんいます。そんな中で、ニホンカナヘビがたくさんいます。

こどものころは捕まえて水槽で飼育していました。ニホンカナヘビは動きが素早いので小学生のころは捕まえるのには結構苦戦したこともありましたが、気合と経験で捕獲することはできました。

それに、ニホンカナヘビは田舎の小学生にとっては人気でしょう。学校の友達にも聞いたことがありますが、捕まえて飼っているという人は何人もいましたからね。夏休みの自由研究に飼育レポートをとるのは良いのでは?

ちなみに、うちの実家にも未だにニホンカナヘビはたくさんいるそうです。最近は実家の親が庭にいるカナヘビを育ててなつかせるまでに世話をしているそうです。

さて、そんなわけで本日はニホンカナヘビの飼育方法についてお話ししていきたいと思います。それでは行きましょう!

ニホンカナヘビとは?

ニホンカナヘビ(Takydromus tachydromoides)、爬虫綱有鱗目カナヘビ科カナヘビ属に分類されるトカゲです。

生息地

日本の固有のトカゲで、北海道、本州、四国、九州、屋久島、種子島、トカラ列島の中之島、諏訪之瀬島まで生息地は広域に及びます。海岸近辺の平地から標高1000mの山にまで生息します。

けれども、よく見ることができるのはやはり低山地帯やマント群落といわれる森林よりも草むらや林縁部です。住居の生垣、植え込みなど草木がたくさん生い茂る場所に生息します。

しかし、東京都や千葉県ではレッドリストに入っており、絶滅危惧相当にあたりますのでこの二つの地区では数を減らしています。

形態

全長18~25㎝

全長の7割が尾っぽであり非常に長いのが特徴です。ほかに身近なトカゲといえば尾っぽの青いニホントカゲですがそれよりも長い尻尾をもっています。また、面白い話なのですが、同じニホンカナヘビでも南方へ生息しているものほど尾っぽが長い傾向にあります。

例えば、北海道に生息するニホンカナヘビの尾っぽは体の7割に対し屋久島に生息するニホンカナヘビの尾っぽは全体の7.4割と若干屋久島の個体のほうが尾っぽが長いのです。

鱗はザラザラしており光沢はありません。背中の鱗には大きく1枚につき1本の稜線があります。鱗の後端は尖っています。これらが重なって並んでいるため背中全体にキールが出来上がります。

このように背中の鱗は普通であれば6列に並びますのでキールも6本出来上がります。両端のキールが一番はっきりとしています。

一方で体の側面の鱗は小さいためキールもはっきりはしていませんが、腹側の鱗は背中と同じぐらいの鱗でキールは薄く、後端は尖っています。首から尾の付け根まで横8列、20枚の鱗で構成されています。四肢を覆う鱗も少し大きく稜線があります。尾っぽは長方形の鱗が重なり稜線があるのでキールが目立ちます。

灰褐色の背中、腹面は褐色、黄白色、普通であれば側面の鼻孔は直上からスタートし、目、耳の横を抜け尾っぽまで黒褐色の線、目の下縁からスタートし、耳の下を通り後ろ側に伸びる同色の線があります。この二つの線の間には黄白色の線があります。

けれども、場合によってはこの線が前肢の付け根ぐらいまでしかないこともあります。

頭部の下側には咽頭板という大きな鱗が左右4対に並列し、一番後ろの鱗が一番大きいです。また下唇にある小さい鱗も側面からみることができます。ニホンカナヘビは警戒心が強く、上手に近寄らないと逃げられます。

これは、ニホントカゲよりも眼、耳が発達しておりサイズも大きく黒っぽいです。四肢も発達しており指は5本あります。その中で一番長いのが後肢の第4指になります。基本的には後肢の付け根にある鼠蹊孔(鼠蹊腺開口)は二対ありますが、中には片側、両側が三つあるものもいます。

ニホンカナヘビの飼育方法

水槽

ケージ、水槽、衣装ケースなどなんでも良いと思います。トカゲやリクガメの飼育セットも販売されていますけど、セット価格ですと高くなる場合もあるので個人的にはバラで購入することをおすすめします。

ケージが高いと思うなら、45㎝~60㎝水槽で充分なので3000円あれば用意できるかなと思います。水槽台を準備するならスチールラックに板を敷いてその上に水槽を置くのでも良いです。水を張らないので重量に関しては問題ないでしょう。

床材

床材は人によってなにを選ぶか変わるでしょう。掃除を簡単にしたいならフロッグソイルを使用して毎週フロッグソイルを洗う人。一方で、腐葉土、チップ、枯葉などを入れてできるだけニホンカナヘビが生息している場所と似た環境を作る人もいますね。

その場合は、100円ショップなどに売っている植物や木などを植えてあげるのもおすすめです。理由は排せつ物を分解するために植物は役立つからです。とはいっても、毎週1回糞は取り除く必要があります。土も上3㎝ぐらい交換したりすると良いですね。

あとは、流木、石、植木鉢でシェルターを作ってカナヘビが隠れられる環境を作ってあげるとストレスを増やさないので良いです。

温度管理

ニホンカナヘビは日本の在来種ですのでそこまで厳しく温度管理を徹底する必要はないと思うのですが、あえて冬眠をさせないやりかたであれば20~25℃ぐらいに水槽内を保つ必要があります。

腐葉土などを入れて冬眠ができる環境を作っても冬眠失敗で死亡するリスクを避けるなら常に一定の温度を保つのは良いと思います。

それに、腐葉土や落ち葉の中にはワラジムシが混じっていないとも言い切れません。本来はワラジムシを捕食する側ではありますが、カナヘビが冬眠中にワラジムシに食べられたという事例がありますから注意したほうが良いでしょう。

その場合は、水槽の下に半分だけパネルヒーターを敷き冷たいところと温かいところに分けます。

上からは暖突、保温球、紫外線灯、必要であれば殺菌灯などを使用して温度管理と同時に体調管理を行います。ホットスポットを作って一部だけ暖かいところを作るのもありだと思います。

生体の調達

環境が整ったところでニホンカナヘビを調達するわけですが、どうするか?悩ましいところだと思います。草むらへ行って捕まえに行くのも良いのですが、野生のニホンカナヘビの場合慣れさせるのに苦戦したりするかもしれません。(できないことはありませんが。)

簡単に餌付けしたりなつかせたりさせたいのであれば、はじめから簡単になついてほしいならやはりショップで購入すると良いと思います。

ただ、これも簡単ではなく、逆になかなか売っているショップがないという問題が。ちなみに、値段はそんなに高いものではありません。1000円程度で購入できるかと思います。

そう考えるとやはり野生のものを捕獲するというのが一番速いのかもしれませんね。

水飲み場

水分補給しますので水飲み場を作ってあげましょう。

湿度

湿度は50~60%ぐらいはあったほうが良いです。梅雨の季節ならそんなに問題はないと思いますが、冬の東京など乾燥が酷い場合は加湿器を使用したり、水槽内に霧吹きをかける、苔を湿らせておくなどの対策を行います。

野生のカナヘビはなかなか慣れるまで時間がかかりますので、1週間ぐらい餌を抜きます。1週間経過したら試しに餌を与えてみましょう。

餌を与えるときに鈴を鳴らしてみるとか、習慣をつけることによって覚えてくれることがあります。慣れてくると飼い主がくるのを見計らって巣穴から出てきます。

餌は、ペットショップに売っている爬虫類用のカイコ、ミルワーム、コオロギ、ゴキブリ、ミミズなどです。カナヘビは小さいので与える餌も小さいものにしましょう。

慣れてきたら手の上に餌を置いて与えてみると、手に乗ってきたりすることがあります。そこまでなつくようになれば完璧ですね。

寿命

ニホンカナヘビの寿命は5~7年程度です。