カナヘビは「ヘビ」という名前がついているのでヘビなのか?と思った人もいるでしょう。実際私がカナヘビの存在を知る前は…当時3歳ぐらいだったのですが、兄が「カナヘビ捕まえた!」というもんですから大蛇なのかな?と思いましたが普通のトカゲw
ちなみに、ヘビと名前が付く由来は、こちらでもお話ししたようにしっぽが体の7割以上を占めるほど長いためという説と、体の色が土の色に鈍い金色をしていることから金蛇らしいです。
一方で、ニホントカゲというトカゲも存在します。もちろん二つは別な種類です。本日は二種の個体の違いについてお話ししていきたいと思います。それでは行きましょう!
トカゲとは?

トカゲは有鱗目トカゲ亜目に分類される爬虫類のすべてを指します。例えば日本でいうトカゲというと爬虫綱有鱗目トカゲ科トカゲ属に分類されるニホントカゲが有名ですね。
ニホントカゲというと全長15~27㎝程度の小型のトカゲです。尾っぽが青いのが特徴的ですね。幼体は体の色が黒、暗褐色で5本の明色のラインが入ります。成体のオスは褐色、体の側面に茶褐色のラインが入ります。繁殖期になるとオスは側頭部から喉、腹部にかけて赤色になります。メスの場合は幼体の色を残したまま成体になることが多いです。
カナヘビとは?

ニホンカナヘビ(Takydromus tachydromoides)、爬虫綱有鱗目カナヘビ科カナヘビ属に分類されるトカゲです。
全長18~25㎝
全長の7割が尾っぽであり非常に長いのが特徴です。また、面白い話なのですが、同じニホンカナヘビでも南方へ生息しているものほど尾っぽが長い傾向にあります。
例えば、北海道に生息するニホンカナヘビの尾っぽは体の7割に対し屋久島に生息するニホンカナヘビの尾っぽは全体の7.4割と若干屋久島の個体のほうが尾っぽが長いのです。
鱗はザラザラしており光沢はありません。背中の鱗には大きく1枚につき1本の稜線があります。鱗の後端は尖っています。これらが重なって並んでいるため背中全体にキールが出来上がります。
つまりトカゲとカナヘビの違いって?

ニホンカナヘビもニホントカゲもサイズもほとんど一緒。二種とも鱗が小さいです。ニホンカナヘビは光沢がなく、ニホントカゲは光沢があり青い尻尾が特徴的です。これが二匹の見分け方ですね。
しかし、実際のところカナヘビはトカゲに分類されるので、トカゲということになります。ほかにも、コモドドラゴン、ミズオオトカゲ、イグアナ、カメレオン、フトアゴヒゲトカゲなど大型、中型のトカゲと同じトカゲということになります。
コモドドラゴンは生きた恐竜とわれているほどインパクトの強い最強のトカゲです。サイズは違えど同じトカゲであり爬虫類でもあります。